雨漏り点検の基本
住まいの雨漏りは放置すると下地の腐食やカビ、電気配線のトラブルにつながり、修理費が一気に高額になります。築年数や屋根材にかかわらず、梅雨入り前や台風シーズン前に年1〜2回の点検を習慣化すると安心です。室内外の両方を見て、小さな変化を早期に拾うことが肝心です。
シーリングの亀裂や屋根材のズレ、ベランダ排水の詰まりなど、原因は複合することが多いため、順序立てて確認できるチェックの目線を用意しておくと効果的です。自力で難しい箇所は無理をせず専門家に相談しましょう。
見つけやすいサイン
天井や壁紙のシミ、押し入れの湿気臭、サッシ周りの黒ずみ、雨の日だけ鳴るポタポタ音は要注意です。屋外では棟板金の浮き、谷樋の錆、コーキング痩せ、外壁のヘアクラックなどが代表例です。発見したら写真と日時を記録し、広がり方を把握します。
点検の進め方
室内→屋根裏→外壁→屋根の順に、濡れ跡の位置と風向きを対応づけて原因を絞り込みます。排水口は落葉を取り除き通水を確認。応急処置としてブルーシートで養生する際も、通気と雨水の逃げ道を確保することが再発防止の第一歩です。原因特定と本復旧は保証や保険にも関わるため、相見積もりで施工実績と雨仕舞いの提案力を確かめてから依頼すると安心です。
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