外壁・ベランダ発の雨漏りを見逃さない

室内側のシミが外壁面に沿うなら、シーリング（目地の充填材）劣化や外壁のクラックが疑われます。ベランダは防水層のひび・排水口の詰まりが典型例。点検では目地の打ち替え、クラック補修、ウレタン防水の再施工などを組み合わせます。室内は防カビ処理と断熱材の入替で二次被害を抑制。散水＋内視鏡で壁内を確認し、「どこを直せば止まるか」を可視化してから無駄なく工事します。サッシ周り・笠木・手すり取付部は小さな隙間でも侵入しやすいポイント。定期点検で早期発見をおすすめします。ベランダの立ち上がりやドレン金具の劣化は見落としがち。防水の種類（FRP・ウレタン・シート）に合った工法を選ぶことが止水の近道です。生活しながらの工事も対応します。原因箇所を一点突破で直すより、周辺の予防補修を同時に行う方がトータルコストを抑えられます。工事後は雨天での実地確認を行い、止水を数値と写真でご報告します。